つばらつばら~心ゆくままに~ 

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つばらつばら(心ゆくままに、あれこれ)書いています

舞の思い出

雨の中交通事故にあって動けなくなった塊に、「まだ生きてるの?」と、傘もささずに車を降りた母。自分に向かってくる人影にかろうじて顔を上げ、最後の力で這ってきた犬。それが豆柴の舞でした。
そのまま24時間の救急病院へ高速に乗って駆けつけ、手術と入院。完治してから我が家にやってきました。
やがて実家から私が独立することになったとき、家族は「舞はおねえちゃんと一緒にいるのが幸せ」と、舞と一緒の引越しを勧められ、2人の生活が始まりました。
毎朝30分の散歩、帰宅してから1時間以上の散歩。雨の日も雪の日も散歩です。勤務先の社員旅行には一緒に連れて行き、辛いときや悲しいときにも、そばにいてくれました。
その舞が突然死んだのは、息も凍るような12月のことでした。転職し田舎で生活して3ヶ月くらいだった頃。いつものように散歩を終え、部屋に戻ってから、もう1度職場に書類をもって行こうと舞と一緒に部屋を出ました。当時は寮に住んでいたので、リードをつけずに敷地内を移動するのが日常でした。
そのときも、一緒にそばを歩いていて、グランドに入り、そこで遊んでいるものと私は思っていたのです。用事を終え、舞を呼びました。鍵を鳴らすとすぐに飛んできます。どこにいても必ず飛んでくるのに、その日に限って気配がありません。隣の家まで車で15分という田舎ですから、日もくれた6時過ぎ、周囲はしんと静まり返っています。
おかしい・・・そう思い大声で舞を呼びました。何度も呼んで探しましたがどこにもいません。まさか?道路へ?
急いで道路に出ると1台の車がライトをつけたまま停まっていました。その先には舞が横たわっていたのです。駆け出して抱き上げるとすでに身体は冷え始めています。駄目だとわかっていても、獣医さんに連れて行こうと抱きかかえて走りました。
獣医さんでは外傷はないといわれました。死因はわかっていません。跳ねられたのか、向かいのゴルフ場の猫いらずを食べてしまったのか・・・。
でも1つだけいえることは、リードをつけていたら死ななかったことです。呼ばれて飛び出して事故に遭うケースもあると思います。やはり自分を責めてしまいます。むやみに呼ばなければ良かったのだろうか、いやいやもっと基本的なリードさえつけていたら・・・悔やんでも悔やんでも、もうどうにもならないのです。こんな辛い思いは私だけでたくさんです。愛するわんこを守るために、リードがあるのだと、もっと飼い主さんたちがわかってくれればいいと思います。
ライトをつけていたのは社員の家族でした。迎えに来たら犬が横たわっていたそうです。街灯がないので、ライトをつけていないと他の車にひかれてしまうと、気になってつけていてくれたことがわかりました。せめて最後に人の温かさにふれて旅立てたのが救いです。
ヒ・ヤ・リ
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by Amethyst630 | 2005-01-07 15:07 | ペット(NOЁL)